ご覧いただき、ありがとうございます。
ナースヒーロー 西 英雄です。
ちゃんと勉強してきたのに。
頭ではわかっているのに。
実際、仕事になると上手くいかない。
こんな経験はありませんか??
一見すると些細な事、
ありふれた事に思えます。
しかし看護師にとっては誰もが
ぶつかる壁であり、人によっては
とてつもなく大きな壁となってしまう事があります。
今もこの壁で悩んでいる人がいます。
そんなあなたのお役に立ちたい。
どんな形でもいい、解決の糸口になる何かを届けたい。
そう願って、書いていきます。
今回は、「仕事が上手くいく目標の立て方」
について考えます。
まず、目標についての2種類の捉え方
について説明していきます。
目標には、
「達成目標」と「学習目標」
の2種類があります。
新人ナースの日常は目標に溢れています。
というか、目標に取り囲まれています。
・5人患者さんを受け持てるようになる。
・いついつまでに筋肉注射ができるようになる。
・技術チェックに合格する。
・夜勤業務を覚える。
・もっと早く仕事が終わるようになる。
挙げだしたらキリがありませんね。
自分の周りを360°目標という壁が取り囲み、
睨みをきかしている状況。
身動きが取れず。苦しいです。
そして、そのほとんどの壁は、
今すぐ、または近いうちに乗り越える事を
求められる期限付きの目標。
今日出現したばかりの壁を、
明日には乗り越えるよう求められるのは日常的にあります。
特に、新人ナースにとって
こんなに辛いことはありません。
それでも看護師は本当に努力家であり、
明日までになんとか壁を壊そうと必死に頑張ります。
なぜなら、患者さんの命を預かる責任があるから。
実はこれだけでも本当に、
看護師がもっと評価されるべき事だと思います。
話がそれてしまったので戻しますが、
「達成目標」と「学習目標」
分かりやすく例を挙げますと、
”英語検定で2級に合格する”は達成目標。
”英語ができるようになる”は学習目標。
となります。
で、この二つにどのような違いが現れるかというと。
結果的に両方英検2級に合格したとします。
しかし、その資格を持ってアメリカに飛び立った時、
必ず、後者の方が上手くいきます。
実際の現場での実力、特に応用力に差が出るのです。
”英語検定2級に合格する”という達成目標を掲げた場合、
人はその目標に向かって最短で容易な方法を探ろうとします。
”英語ができるようになる”という学習目標には、ゴールがありません。
目標なのに、ゴールがない。。。
つまり、最短で容易な方法が存在しないという事です。
”英語ができるようになりたい”という目標に向かって、
少しでも自分を高められるよう努力する。
コツコツコツコツ努力する。
学習目標があれば、
人は粘り強く頑張れる。
努力する事ができる。
ここに大きな差が生じます。
学習目標に向かって努力してきたことが、
実際に現場や応用力として力を発揮するのです。
目標を立てる際の大きなポイントですね。
”英語ができるようになる”という学習目標の過程で、
”英語検定2級に合格する”とういイメージですね。
看護の仕事も同じです。
・5人患者さんを受け持てるようになる。
・いついつまでに筋肉注射ができるようになる。
・技術チェックに合格する。
・夜勤業務を覚える。
・もっと早く仕事が終わるようになる。
これらは達成目標であって、学習目標ではありません。
達成目標をクリアしていても、実際の現場では
予期せぬことが起こったり、応用力が必要となる場合があります。
そんな時、状況変化に対応できず上手くいかない。
ちゃんと勉強してきたのに、、、
頭では分かっているのに、、、
となってしまうのです。
本当にこの壁で悩んでいるナースは多くいます。
あなただけでなく、皆そうです。
私もそうでした。
しかし、もうその壁で悩む必要はありません。
もちろん、私も仕事で上手くいかないことはあります。
知識、技術が足りないと思うことも多くあります。
それでも、その壁を一つ一つ乗り越えていくイメージ。
「いい看護師、仕事のできるナースになりたい」
「看護師として少しでも患者さんの役に立ちたい」
「自分の理想の看護師に近づきたい」
といったゴールの無い学習目標。
あなたにもきっとあるはずです。
このような学習目標に向かって、
一歩一歩進んでいく。
小さな努力を積み重ねていくのです。
目の前に達成すべき課題が山ほどあるのはよく分かります。
それが新人ナースにとってどれだけ負担で
プレッシャーな事かも分かります。
そして、それに対して努力を惜しまない姿もいつも見ています。
後は、その努力をする上での「心構え」だけです。
学習目標を意識した心構え。
それがあるだけで、
あなたの努力が現場で何倍も力を発揮します。
自分に自信がつきます。
仕事が楽しくなります。
是非一度、自分の目標について考えてみてください。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。