こんにちは、西本です。
ご覧いただきありがとうございます。
今回は、「あなたの文章、誰に読んでもらいますか?」
というテーマでブログを書きます。
看護記録を書くとき、ブログを書く時、広告の文章を書く時、
“誰に”読んでもらいたいのか・・・
これをちょっと意識してみるだけで、
言葉遣いや文章も自然に良くなるのではないかというお話。
ブログなどで情報発信をする最大のメリットは、
一度自分で書いた文章が、いつでもどこでも多くの人に見てもらえることです。
しかしその文章を読んだ時に、
「あっ、これ私のことかも」
「そうそう、そうなんだよ」
私の一言一言でこのように思ってもらえなければ、
きっと最後まで読んでもらえないのではないかと思っています。
あなたのスマホのメールフォルダにも、
きっと毎日たくさんのメールが来ていると思います。
いつかどこかで登録したネットショップからのお知らせ。
そのメール全部見てますか?
開くこともなく即消してませんか?
他にはLINEのグループとかもそうですね。
内容が自分に関係なければ既読無視しますよね。
むしろLINE通知が鬱陶しいなとも思います。
つまり、コレ【当事者意識】です。
そして読んだ文章に納得できたり心が動くと、
人は行動に移すことができます。
なので文章を書く時に大切なことは、
読んでくれる人に【当事者意識】を持ってもらえるかどうかだと思います。
その為に意識することが“誰宛てに書くのか”ということ。
私の場合、
思い浮かべる人が4人いましたので、順番にご説明していきます。
①彼女(※いません)
②子ども
③患者の家族
④自分自身(看護師)
この4人です。(彼女はいないから3人か。笑)
全てに共通するのは「自分にとって大切な人」ということです。
大前提として、
これがとても重要なんじゃないかと思っています。
何かを相手に伝えたい。後輩に自分の教える知識を覚えてほしい。
全ての文章を自分にとって大切な人に向けて書いてみると、
自然とすごく良い文章になった気がする。
患者の家族には絶対に嘘なんて書かないし、
きっと相手の理解度を想像して丁寧に書くと思います。
友達に最近買った化粧水を紹介する時も、
「ちょっと高いけどすごく良いよ」
「肌の調子も良くなった気がする」
「〇〇ちゃん最近乾燥肌で困ってたからきっと合うと思う!!」
あなたの大切な人の悩みを理解した上で、
化粧水の良し悪しも両方しっかり伝えますよね。
「これさえ使っておけば大丈夫」とか
「魔法の化粧水だから最強」とか
「あと限定3つしかないよ」とか
マルチ商法みたいなこと言わないですよね、大切な人に。
そう、大切な人を思い浮かべて書くことがポイントだと思います。
① 彼女(彼氏)
このブログを見てくれている多くは看護師さんですから、
あなたにとってここの枠は彼氏になるかもしれませんね。
あなたが何か相手に文章を書く時は、
好きな人(彼氏)に言わないことは
書かないようにしましょう。
喧嘩している時や彼氏の浮気を見つけた時などの非常時ではなく、
誕生日や記念日など特別な日に何か思いを伝える時のテンションです。
やはり好きな人に特別な思いを伝えたいのなら、
相手のことを理解して伝えなければなりません。
伝える内容、伝え方、伝えるタイミングまで。(めんどくさ)
例えばあなたが、
「今すぐこのニキビをどうにかしたい!!」
と思っているのに、
「そもそもニキビができるのはなぜかというと・・・」
「あなたは体の内側から肌を良くする必要があるので・・・」
みたいな話をされたらマジでウザいwww
「私も効果があったからコレ使ってみたら?」
「最近疲れてる?なんかあった?」
これでいいんです。
というか、
これがいいんです。
相手の考えていることや感情を理解するのはとても難しいのですが、
「良い保湿クリームないかなぁ〜」
と思っている人に、
「絶対これが良いよ!」
「高いけどこれ買いなよ、オススメ!!」
なんて押し付け気味に行くと逆効果な時もあります。
「はぁ?なんなの?」
「私のこと何にも分からないくせに」
となります。
そんな時はこれ、
「え、どうしたの?なんかあった?」
もうこれだけでOK(趣旨変わってないか?)
相手がなぜ保湿クリームを探しているのかとか。
どういう肌の悩みを抱えているかとか。
相手の考えていることや感情の根っこの部分を理解してあげられるといいですよね。
これが一つ目のポイントです。
「①彼女(彼氏)=大切な人の悩みに共感し理解する。」
それが一番難しい人でもある。
深いですな。笑
次に行きましょう。
② 親
次は親です。
親も大切な人の
くくりに入りますが、
親に何かを納得させるのって
すごく難しくありませんか?
何回言っても聞いちゃいない笑
自分が看護師だと、やっぱり
健康面で目につくことがよくあります。
目が悪いと言いながらも、
運転する時に眼鏡をかけてくれない。
「だから危ないって!!」
って毎回言っているのに。
腰が痛いなら
1回病院に行って欲しい。
でも行かない笑
「歯磨きって本当に大事だから、
口が汚いだけで余命変わるから・・・」
半分もう諦めてます笑
でもそれが大事。
自分の書いた文章が、
全て読んでもらえると
思ってはいけません。
というか、
全部読まれる事は
まずありえません。
でも、伝えたい事は
しっかり伝える。
たとえ話を聞いてくれなくても、
『自分を心配してくれている』
という事には、
気づいてくれているし
感謝してくれています。
その上で、やはり親に見せても
恥ずかしくない文章を
書かなければなりません。
胡散臭い浅い知識ばかり並べたり、
そもそも言葉遣いが正しくないとか。
当然論外です。
ねらって崩したものは別ですが、
親に見せて恥ずかしくないものを書く。
これを覚えておいてください。
③ こども
こどもに向けて書くといのは
当然大切な人に向けて書くのですが、
やっぱりこどもが理解できて、
音読してあげられるような
文章を書く必要があります。
恋人のところでも
言いましたが、
どうしても専門用語というか、
自分たちにしか分からない言葉を
知らないうちに使ってしまっています。
あとは具体例です。
私の記事が長いのは、
具体例をできるだけ多く
書いているからです。
看護師さんが読んで分かりやすい。
誰でも理解できる。
そこを目指すと、
具体例が多くなります。
先ほども言いましたが、
文章は全部読まれません。
だからこそ、
具体例を多く書いて、
そのどれか一つでも共感してもらえたら
言いたいことは伝わります。
そして、もう一つ。
子どもを意識して書くのは、
『読みやすさ』です。
子どもに限ったことではありませんが、
できる限り読みやすい文章に
する必要があります。
私の場合、長くても3行。
一目で全文が視野に入るように
意識しています。
読んでいる時の息づかいや、
切れ目を意識して書きます。
できる限りスムースに、
ストレスなく読める工夫が必要です。
④ 自分自身
最後はやっぱり自分自身。
自分が読みたいと思うか
自分が言われて納得できるか
自分が読みやすい文章か
逆に、
何を言われたら
読みたくなくなるか、
信じられないか。
不快な気持ちになるか、
イラっとするのか。
そこをしっかりと
押さえてください。
自分の書く文章には、
自分の全てが表れます。
だからマインドセットが
大事なのですが、
マインドセットが
全て文章に宿るのです。
本当に信じていないことを書けば
その疑心が文章に表れます。
嘘を書いたら絶対にバレます。
自信の無さが相手に伝わります。
読み手はそういうのを
感じる嗅覚が高いです。
大前提として、
「騙されないぞ!!」
と思って読んでいるので。
最終的には、
良い文章を書くには、
マインドセットを磨き続ける必要が
あるということですね。
以上が、「誰宛てに書くか」
というテーマの4人でした。
まとめます。
・大切な人に向けた文章を書く
・相手に共感し理解することが全て
・専門用語を使わない
・相手の為を思って言いたいことは言う
・全部読まれる訳がない
・具体例を多く書く
・スムースに読める工夫をする
・マインドセットを磨き続ける
これらのポイントを意識するために、
恋人、親、子ども、自分自身
に文章を書いていきましょう。
この意識だけで、
自然と文章が良くなって
いくはずです。
長々と説明してきましたが、
お疲れ様でした。
最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。