
どうも、ナースヒーロー 西 英雄です。
ご覧いただきありがとうございます。
【看護師のリーダー業務を乗り越える為に】シリーズの第3回目です。
今回は「リーダー業務が上手くいくコツ」
というテーマでお送りしていきたいと思います。
第1回、2回ではどちらかというと堅苦しい話が多く、
リーダー業務の大枠をお伝えしてきました。
今回からは少しテクニック的な話を盛り込み、
現実的にリーダー業務を攻略しに行きます!!
まずはいつものように動画をご覧ください。
動画だけでもしっかり攻略をイメージできると思います。
今日から使えるリーダー業務のコツ動画
(※1.5倍速視聴推奨)
お疲れさまでした。
いかがだったでしょうか、
リーダー業務攻略の光が射していると嬉しいです。
結局のところというか、やはり
環境や先輩に恵まれているかどうかは大きな要因です。
そんな運任せ要素が強すぎる看護業界に悔しさはありますが、
それでも環境だけのせいにしていても現状は変わらないもの事実です。
これに尽きます。
頼れる人がいない、優しい人がいない・・・
そんな悩みを抱える看護師さんにとって、
このブログが役に立てるよう私も努力していきます。
それでは内容に入って参りましょう。
毎分変わる優先順位
リーダー業務で一番パニックになる可能性があるのが、
何をやったらいいのか分からなくなる事です。
いわゆる思考停止状態。
一度パニックになってしまうと正直、
立て直すのが難しくなってしまいます。
特にリーダーを始めて間もない看護師さんはそうです。
もちろん先輩や上司が助けてくれるとは思いますが、
優先順位を決める過程でのポイントを押さえておきましょう。
動画でもお伝えしましたが、
「4つのタスクを意識する」です。
・緊急で重要な仕事
・緊急ではないが重要な仕事
・緊急だが重要ではない仕事
・緊急でも重要でもない仕事
1つ1つの仕事をこのように分けてみると、
少しだけ冷静に考えることができます。
もちろん全て処理できることに越したことはありませんが、
高望みせず必要なものから確実に終えられるようにしていきましょう。
理想の計画は必要
100%計画通りには進みませんが、
それでも事前に計画を立てることは必要不可欠と言えます。
理想の行動計画があったうえで、絶対に譲れない時間処置など
優先順位や4つのタスクを意識しながら計画を修正していきます。
これはリーダー業務に限ったことではなく、
メンバーとして働く時にも同じことが言えます。
準備の質はそれだけ仕事のパフォーマンスを向上させますし、
落ち着いて冷静に仕事を進めることができます。
“出勤時間前よりも早く来い”というのは当たり前に勧められることではありませんが、
自分が楽をしたり落ち着いて仕事をする為には必要な場合があります。
逆にリーダー業務に慣れてしまえば、
始業1分前出勤でもできるようになります(笑)
その点はある意味、メンバーよりも楽できるところかもしれません。
怒涛の指示受け処理
業務が計画通りに進まない一番の理由が“追加の指示”です。
当然といえば当然ですが、
患者の状態や検査結果によって次々と指示が追加されます。
この膨大な指示受けもパニックになる原因の一つですが、
やはり丁寧に一つずつ処理していくしかありません。
メモや付箋に書き残し完全に処理が終わるまで、
確実に目の届くところに貼っておきましょう。
ここでも「4つのタスクを意識すること」が
有効なテクニックにはなりますが注意点もあります。
なぜならその指示内容が、
ということが挙げられます。
ここの判断力を支えるものが「自分の知識や理解力」となってきます。
なぜこの指示が今でたのか
患者はどういう状態なのか
いつまでに指示は実行するべきなのか
医師は何を考えてこの指示を出したのか
etc…
医師だけでなく他職種とも連携をとるリーダー看護師は、
それだけ他職種の仕事への理解も必要となります。
そういった意味で日々勉強というか、
知っていれば知っているほど判断に時間がかからないので、
指示受けもスムーズに処理できるという訳です。
初めからそんな高いレベルは求められませんが、
少しずつできるようになるとリーダー業務も楽しくなります。
メンバーを上手く使う
正直これを最初から実行するのは難しいと思います。
ですが、自分がリーダーだからといって抱え込みすぎると自爆します。
4つのタスクを意識しながら、
後回しにできることはあきらめましょう。
処理できなくて先輩がブーブー言うこともあります。
もちろん反省すべきところや課題は克服する努力が必要ですが、
「今日も無事安全に終えることができた」と自分を褒めてあげてください。
きっと助けてくれたり、支えてくれる人はいると思います。
ですが万が一いない場合は、
まず自分で自分を認めてあげる。
きれいごとでもなんでもなく、それが必要です。
昨日より今日、今日より明日と、
少しずつ前に進んでいけばよいです。
たとえ今日がいつもより上手くいかなかったとしても、
とにかく1日耐えた自分を癒してあげてください。
そしてどうかまた明日、頑張りましょう。
必須アイテムを駆使
私が一番使っていたのは付箋ですね。
指示変更やメンバーに伝える事は、
口頭+メモを書いた付箋で渡していました。
メンバーも忙しいと、言われたことを忘れてしまうかもしれませんしね。
便利なアイテムは他にもたくさんあるかもしれません。
もしあれば逆に教えてくださいね。
たまにハサミで電話線をブチッと切りたくなることがありますが、
何とか自分を抑えてやっていました(笑)
マネして最速で成長
やはり最速で上達するには先輩のマネをするのが一番です。
きっとリーダー業務を上手くできる理想の先輩がいると思うので、
その人に聞いたり教えてもらうということを積極的にされてください。
昔はその先輩も同じような悩みや壁にぶち当たっていたはずです。
そんな先輩のノウハウを根こそぎ吸い取って、
自分が楽をする為に努力してみましょう。
私は吸い取られるだけでは物足りなかったので、
今このような記事や動画を作っているのだと思います。
信じられるのは自分だけ
メンバー業務の時もそうですが、
やはり人を信じ過ぎないことは大事です。
どんなに経験があっても、仕事ができる先輩でも
普通にミスしたり忘れることは多々あります。
だからこそ明日は我が身なので、
人のミスを責める事なんてできないはずなのですが・・・
難しいですね(苦笑)
ある程度、意識的に自分で確認しにいくことは必要な場合があります。
かといって前日の確認ばかりしていても今日の仕事に支障が出ます。
この辺のバランスは難しいですし、
どうしても自分以外の人のやり忘れなどを請け負わなければならない時はあります。
イラっとしたり悲しくなったりすることもあるでしょう。
ですが割り切る心も必要です。
もちろん前日のリーダーを信じて業務を進めるのが大前提ですが、
徐々に視野が広がり処理できる情報が増えてくると気付けるミスも増えると思います。
そんな時は自分の成長をしっかりと実感してくださいね。
以上、「看護師のリーダー業務が上手くいくコツ」でした。
1つでも行動に移していただき、
道が開けてくれると嬉しいです。
感想やご意見、ご質問などもいつでもお待ちしています。
取り上げて欲しいテーマなどもお寄せいただければ、
さらに勉強して情報発信していきますね。
これまでの第1回、第2回の記事もこちらからご覧いただけます。
→「第1回:看護師のリーダー業務に必要な4つのスキル」
→「第2回:リーダー看護師に求められる役割のまとめ」
それでは第4回でまたお会いしましょう。
ありがとうございました。
追伸:
ちょいと昔になりますが、
「4つのタスク」に関連した記事を書いたことがありましたので、
関連記事としてご覧いただければと思います。
→「※参考記事:あなたの迷いを吹き飛ばす、4つの行動分類」
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
☆こちらの記事もそこそこ読まれています☆