
ご覧いただきありがとうございます。
「看護師のリーダー業務を乗り越える為に」
ということでシリーズ化しているテーマの第2回目です。
今回は 【リーダー看護師に求められる役割】
についてお伝えしていきます。
第1回目の記事はこちらからご覧いただけます。
という疑問は当然浮かぶかと思います。
表現方法が違ったり、見る角度が異なりますが
確かに一部の内容は重複するところがあります。
個人的には「スキルは磨き、役割は全うする」
そう思っています。
リーダーとして求められる役割を実行する為にスキルが必要。
こんなイメージで良いと思います。
ですので重複している部分で混乱することなく、
“共通している部分はさらに重要”という視点でご覧ください。
必ずリーダー業務攻略の道が開けていきますので!!
↓では、まずは動画をご覧ください↓
リーダーナース養成動画
(※1.5倍速視聴推奨)
「リーダー看護師に求めらる役割」は大きく4つに分けることができます。
・病棟における司令塔、病棟スタッフのまとめ役
・スタッフ間、他職種、他部門との調整役
・安全第一の計画性と柔軟性をもって、1日を先導する役割
・後輩、新人を指導し成長させる役割
これらの役割を必要に応じて担い、
病棟運営や病院経営に影響を及ぼしていくという訳です。
非常に役割の範囲が広い(多すぎて何が何だか分からない)ことが、
リーダーをやり始めた看護師さんがぶち当たる壁のひとつです。
しかしこうして整理してみると4つに分けることができ、
ここから1つずつ対処法を考えていくことができます。
それでは順番にご説明して参りますね。
病棟における司令塔、病棟スタッフのまとめ役
リーダーの役割として一番イメージがあるのが、
「メンバーに指示を出す」ということだと思います。
指示が出せない
どうやったらいいか分からない
何を言えばいいか分からない
自分が正しいか分からない
多くの看護師さんが悩みます。
正直私も判断に迷うことはたくさんあります。
ですがそんな時は、リーダーだからといって
1人で責任を負う必要も1人で決断することもありません。
普通にメンバーや上司に相談します(笑)
たとえ後輩だろうと自分の知らない知識や情報を持っていますし、
なにより人に相談することで自分が冷静になれます。
みんな経験があると思いますが、
リーダーになりたての頃は本当にいっぱいいっぱいでパニックです。
そんな時こそ冷静になり、優先順位を決めて
仕事を1つずつ処理していくことを心がけていきます。
また病棟全体のまとめ役と司令塔という役割では、
病棟業務や各メンバーの進行具合をまず把握する必要があります。
つまり1歩メンバーから引いた立場で、
俯瞰して見るということですね。
そのうえで遅れているスタッフがいたらフォローしたり、
逆に早く終わっているスタッフにフォローを頼んだりします。
そうして病棟全体のバランスを見ながら、自分にできることをすればいいです。
大事なのは、
です。
指示が出せない(どうしたらいいか分からない)けど、
仕事が遅れているスタッフには気づいている。
だったらその気づきを素直に先輩や上司に相談しましょう。
ここが本当にポイントです。
リーダーがうまくいかない多くの人は、
「私が指示出さなきゃ」「私がフォローしなきゃ」
に強くとらわれ過ぎてしまい結果うまくいきません。
もちろんその責任感は本当に素晴らしいことですし、
リーダーには必ず必要な能力です。
ですが、
現時点の自分にできることや自分の力量を考えた時に、
“理想の行動”と“実行可能な行動”にギャップがあると失敗します。
このギャップ(=差)を、
できるだけ少なくするにはどうしたらいいか。
この視点で自分のやるべき事を考えていくと、
きっと道が開けると思います。
復習ですが、
です。
スタッフ間、他職種、他部門との調整役
次の役割ですが、リーダーをやっているといつも思いますね。
8:30丁度にかかってくると、
ついつい「はぁ!?」ってなってしまいますよね。
「今、申し送り中だっつーの」なんて(笑)
そんなナースあるあるもあり、
リーダーは本当に多くの人と連絡をとり合います。
中でも医師からの指示受けは最重要項目です。
リアルタイムに患者さんに最善の看護をする為には、
この指示受けをいかに迅速に処理していけるかがカギとなります。
リーダーをやっているとみんな感じると思いますが、
自分のせいじゃなくでも怒られたり、疑われたり・・・
本当に精神的、心理的ストレスや悶々とした葛藤が多いです。
電話やカルテ上でのやり取りでは相手の顔が見えませんし、
文章や声だけではやはり冷たく感じたりする事もよくあります。
時にはメンバーや後輩の盾や矛となり、
他職種や他部門とやり取りをしなければなりません。
第1回目でも話したと思いますが、
病棟スタッフにも他職種にも他部門にも、
誰一人として敵はいません。
同じ病院で同じ患者さんの為に働く、
私たちは本来仲間なのです。
時には(というか結構頻繁に)、
イライラしたり納得がいかなかったり
絶対私は悪くないと思う時もあります。
あるのですが、
どうかそのような時は、「全ては患者さんの為に」と
落ち着きを取り戻せたら良いかなといつも思っています。
(私もまだまだですけどね・・・)
これに関する一番の攻略法は“相手を知ること”です。
相手の仕事内容や専門的な知識を知ろうとしたり、
逆に相手が看護師に抱いている不満は何かを考えてみると
お互いに分かり合えるんじゃないかと思います。
全ては話し合いから始まります。
病棟ではなかなか他職種のスタッフと関わることが少ないですが、
そんな機械を逃さず積極的に話しかけてみるのも良いかもしれません。
安全第一の計画性と柔軟性を持ち1日を先導する役割
3つ目の役割も大切ですね、「安全第一」
リーダー、メンバーに限らず看護師なら最優先です。
司令塔としてのリーダー看護師は、
“業務が可能な限り計画通りに進む”ことを目的に導いていきます。
なのでリーダー看護師には、1日業務量やイベント(入退院、オペなど)
を把握したり管理したりする計画性が求めまれます。
ただここで大前提にしておいて欲しいのは、
「絶対に計画通り進まない」という事。
だからこそ計画性と共に“柔軟性”も必要となるのですね。
そしてこの柔軟性でも、多くの看護師が壁にぶち当たります。
リーダー業務をしていると、
本当に多くの情報や指示が降りかかってくるわけです。
今やろうとしていた事を途中で止めたり、
処理しなければならない優先順位がコロコロ変わります。
この優先順位がうまく定まらず、
パニックになりリーダー業務がうまくいかないという悩みがデカい。
そんな時にまず思い出して欲しいのが、
「安全第一を忘れない」です。
冷静な今はそんなの当たり前だと思いますが、
わちゃわちゃな業務中はその冷静さを失っている事も多いのです。
まず冷静になる為に「安全第一を忘れない」です。
安全第一を最優先としたうえで、
先ほども言いましたが「自分に何ができるか」です。
そりゃもちろん経験と知識があるリーダーなら
できることも多いでしょう。
医師指示を受けながら薬をセットしたり、
薬局とやり取りをしながらメンバーをフォローできるでしょう。
ですがそんな“できるリーダーナース”も、
「安全第一を最優先としたうえで自分ができるのはここまで」
と線引きをして行動しています。
ここが非常にポイントとなってきます。
リーダー初心者がここまでやるのは難しいです。
冷静に考えれば当たり前ですよね。
だからやっぱり「自分には何ができるか」という事に
こだわって良いと思います。
残念な現状というかどうにかならないかと思うのですが、
“多くの現場、先輩、上司が新人や後輩に求め過ぎ”なのです。
上が求め過ぎているからこそ、
リーダー初心者でも「これだけやらないと」と気持ちだけが突っ走り、
“理想の行動”と“実行可能な行動”のギャップが大きくなってしまいます。
これこそが多くの看護師がリーダー業務に悩む原因と言えます。
それでも環境や先輩が変わってくれる望みはありません。
何とか自分でも努力して乗り越えていける為に、
そんな人の力になれるようにこのような記事を書いています。
話しがずれてしまいましたが、
これを是非覚えておいてくださいね。
これを基準に優先順位を考え直したり、時間管理をしてみてください。
きっと良い方向に進むと思います。
あとは計画性という点で事前に1日のイベントを把握しておいたり、
行動計画を立てておくことは重要です。
もちろん「絶対計画通りに進まない」ということを踏まえて、
時間管理には余裕を持たせておくことも大切ですね。
そして、
“1人で抱え込まない”
“1人で決断しない”
“相談した方が早い”
ということも念頭に、何とか激動の1日を乗り切っていきましょう。
後輩、新人を指導し成長させる役割
最後はやはり指導者、教育者としての役割です。
もちろんリーダーなりたてナースには難しいですし、
ここまでの役割は求められないと思います。
私もリーダー業務をしながら後輩や新人指導をしてきましたが、
いつもその役割を行える訳ではありません。
病棟がバタバタしていたり、スタッフが少ない日などは
そんな事は考えずに他の業務に徹します。
もうお分かりだと思いますが、
ここでも最優先は「安全第一」ということです。
ただここで覚えておいていただきたいのが、
リーダーだからといって新人や後輩のフォローを、
”全て自分がしなければいけない”と思わないでくださいね。
フォローは病棟全体でできるのが理想です。
そしてそうなるように調整するのがリーダーの役割なのです。
これができるようになるのは少し先の話しになりますが、
覚えておいて欲しいと思います。
要は“自分で全てを背負わない事”、“抱え込まず相談すること”です。
おわりに
以上、 「リーダー看護師に求められる役割」
についてお伝えしてきました。
非常に長かったですが、
最後まで読んで頂きありがとうございます。
ここまで読んで頂いたうえでもう一度動画を見て頂けると、
更に理解が進みリーダー業務攻略が見えてきます。
是非復習してくださいね。
(※1.5倍速視聴推奨)
動画の最後にもお伝えしていますが、
これらの役割は常に全て同時に求められている訳ではありません。
最終的には「今最優先で求められている役割は何かな?」
なんて考えながらリーダー業務ができるようになると良いかなと思います。
リーダー業務は本当に大変だと思います。
何が大変かも整理できないくらい膨大な量の仕事や役割を感じたり、
重い責任とプレッシャーは考えただけでも不安です。
ですがどんな先輩も同じですが、
「1つずつ自分にできることから」やってきました。
焦らず、抱え込まず、周りを頼りながら、
少しずつできることを増やしていきましょう。
昨日より今日と自分の変化を前向きにとらえて、
自分で自分の成長を認めてあげてください。
その積み重ねできっとリーダー業務の壁も超えていけます。
リーダー業務は一人前の最後の壁です。
その壁の向こうでは、
看護師としての新たな可能性や楽しさを感じることができます。
私もまだまだ日々勉強中ですが、
1人でも多くの後輩ナースの役に立てるよう努力していきます。
共に頑張って参りましょう。
私たちは仲間です。
看護師は徒党組んだら強いですよね(笑)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
ご質問や感想も是非送ってくださいね。
悩みや「これを教えて欲しい」ということも大歓迎です。
記事や動画にして発信できればと思います。
それではまた第3回でお会いしましょう。
ありがとうございました。
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